2月に見た映画

  • 「Drパルナサスの鏡」見てきた。見終わったあと前の高校生も後ろの高校生も「なんだかわからん」と言ってた。そうか、わかんないか…。ヒースレジャーはなんで死んでしまったんかなあ。代役3人もよかった。
  • インビクタス」見た。もはや手癖で作ってる感すらあるのに、ど名作てなんなんだ。「グラントリノ」に続きエンドロールで号泣。あの余韻の残し方、素晴らしい。
  • ラブリーボーン」も見たんだった。主人公の女の子が広末似…という以外、語ることがない映画…どうしたんだピージャクと思いました。

1月に見た映画

  • 映画初め「ライブテープ」よかった!終演後監督1時間も喋ってた。相変わらず長いよ。監督に直接感想言えて握手できたのもよかった。
  • アバター」見た。3D表現の奥行き、壮大な感じは「カールじいさん」の方がすごかったかな。ただ最初の宇宙シーンの浮遊感と、アバターの実在感はすごい。ロードオブザリング3Dでリメイク希望。ラブシーンが不満だったので、「俺が考えるアバターの生殖方法」を帰りにうどん屋で披露しあう。
  • 戦場でワルツを」見た。ベイルート侵攻時の記憶をなくした元兵士の記憶を巡る旅、という体裁のほぼドキュメンタリー。ダメージでかい。アニメの表現を選んだのはホントに正解だわ。
  • THIS IS IT」いまさら見たんだが、皆が皆よかった!というのがよく分かった。感想がたくさんありすぎて、様々な切り口から見れる映画。新書1冊くらい書けると思う。私が一番すごいなと思ったのはジャクソン5の曲で、リハとはいえ完全に手癖で踊ってるマイケル。体に動きが染み付いてて、この人このダンス何千回踊ったんだ、と思ったら泣けた。
  • 「500日のサマー」を見て、なんとも言い様のない違和感を感じていたが、サマー=モテキ夏輝説に合点が行った!でもサマーの主人公はフジくんみたいにダメじゃない。フジくんは「俺はダメだ→かわらなきゃ!」というマイナスからプラスの「気分転換」を「アクション」ととらえ満足してるところがダメに感じる。
  • マラドーナ」見た。クストリッツア映画としては全然満足できないが、マラドーナの人となりがたまらんかった。天才、大変。ていうのはTHISISITと同じ感想だな。
  • あと火曜に「かいじゅうたちのいるところ」みたんだが、私は絵面最高、なのになんでこんなしんどい話なの?という感じ。だが友達に聞いたら「あの原作よくここまで膨らませた」という。

「ゲゲゲの女房」をふりかえる

 4月から始まった「ゲゲゲの女房」が大好評のうちに終了しました。私もはまった口です。ちょうど4月に引越しして勤務先が近くなったので、8時15分まで見てそれから出勤でも大丈夫だったので見やすかったというのもあります。4月の終わりにニートになってからわりかし欠かさず見ているつもりでしたが、6月くらいまで月曜から「土曜まで」と知らず、金曜まで見て満足しながらも「ひとつの話が収束せずに中途半端に話が変わっていくドラマだな…」と思っていました(バカ)。最終的にはフジロックに行っても宿でゲゲをチェックするほどはまってしまい、正直今抜け殻です*1

そんな私が好きだった「ゲゲ」エピソード

  • 第1週「ふるさとは安来(やすぎ)」http://www9.nhk.or.jp/gegege/story/01.html
    • 父の無理やりな姉の縁談を幼少のフミちゃんが断りに行く話。見合い相手とのフミちゃんの歩み寄りや、フミちゃんの「あの人本当はいい人なんよ!」という最後の爆発がよかった。良かれと思って色々するのに主張がないのでないがしろにされてしまうフミちゃんの性格が今後半年そのままになるとは思わなかった。
  • 第7週「消えた紙芝居」http://www9.nhk.or.jp/gegege/story/07.html
    • このあたりから、とにかく金がない話。この頃の富田書房はとにかく憎かったが、この後にどんどん泣かされることになるとは。紙芝居をめくる音松さんの前からどんどん子供が消えていくカットが印象的。紙芝居もこの後の貸本も、失われる文化に対して「なくなって残念だね」だけじゃない愛を持った演出がよかった。
  • 第9週「私、働きます」http://www9.nhk.or.jp/gegege/story/09.html
    • 春日出版での茂の受ける屈辱(ペンネーム替えさせられる)、さらにその屈辱がフミちゃんに倍のしかかる(原稿料値切られ&夫の屈辱を人に知らされる)。この辺のプライドを傷つけられる演出がすごかった。次の週の税務署の話*2もしかり。
  • 第14週「旅立ちの青い空」http://www9.nhk.or.jp/gegege/story/14.html
    • この辺で「もう9月まで半分しかないんだ!」と寂しくなった覚えが。政志から美智子さんへの金メダルは定番ながら号泣したよ。
  • 第17週「プロダクション旗揚げ」http://www9.nhk.or.jp/gegege/story/17.html
    • プロダクションのために経理の勉強をし始めるのに、兄嫁に役目をかっさらわれるのがあいかわらずのフミちゃん。プロダクション設立お祝いの会で、今まで支えていた人たちとこれから盛りあげて行く人たちの席がばっちり分かれていたのが印象的。あとこの頃の菅ちゃんは点々もろくに打てなかったよね…。
  • 第19週「鬼太郎ブームがはじまった」http://www9.nhk.or.jp/gegege/story/19.html
    • いずみ無双。いずみサークルクラッシャー話。こんだけ翻弄してあげくあまずっぺえ展開にしておきながら、ドラマ終盤何事もなかったように地元で結婚していたのは驚いた。あんたは東京ですごろくみたいに男変えながら、結局バーのママになって客に今までの男の思い出話するような女だろう!
  • 第21週「戦争と楽園」http://www9.nhk.or.jp/gegege/story/21.html
    • 戦争の話と、藍子の悩みが併走するなかなか重い週だった。藍子を悩ませるクラスメートが「一見かばっているようで恩を着せて見返りを要求」という非常にたちの悪いもの。「総員玉砕せよ!」は実際水木先生は毎年自分で2冊買うらしい。竹下景子の絶叫が泣けた。


 公式ページ見ながら抜書きしていたつもりが、全週コメントできそうな自分に驚愕。
 他にも、藍子の就職話*3、富田書房社長や中森が見る「悪魔くん」のTV放映、嵐星社の深沢と郁子さんの関係など見所は本当にたくさんありました。細かいところまでしっかり作りこんでいたし、役者も皆さん良かったんだけど、たぶん良かったのは脚本なんだろうな。「がんばればできるよ!∩ ゚∀゚)`)」的な無邪気な(=考えなしな)話ではなく、成功の裏には努力があり、また同時に努力しても報われないこともあるということまできっちり描いたのが良かったと思います。
 あと気になったのがさー、パーティーシーンになると必ず出てくる手塚先生っぽい人。ドラマを通じて2回か3回パーティーシーンあったと思うんだけど、必ず出てきてたんだよな。最後の20周年のときなんか露骨にフミちゃんの前横切っていたので、そこまでやるなら手塚先生との確執を描いてほしかった。いや、描けないからこその演出だったのかなー。

*1:10年くらいドラマまったく見ない生活だったのに今期「モテキ」「うぬぼれ刑事」「熱海の捜査官」など見まくっていたので余計に抜け殻。

*2:収入が少なすぎて脱税疑惑で税務署が来る

*3:OPで藍子より善子の名前が常に前に出ることが気になる。

仕事やめて無職の日々です。

 おひさしぶりでございます。本当におひさしぶりです。
 今何をしているかというと、今年6月末で退職しまして無職の日々です。実際は有給消化で4月末からニート生活だったのですが、半年ほどなにもしないでいると3キロくらい余裕で太りますね。
 働いているときは、昼間はキーキーがなって、夜は電話におびえながらうつ伏せ寝で悪夢ばかり見て*1起きてもヘドロが体に張り付いたような重さを感じる日々でしたが、辞めてから肩こりはなくなるわ、安眠生活だわ、腹立つことも少ないわで「なんか全然自覚なかったんだけど、自分無理してたんだな…」と実感しました。今ならヤンキー車にあおられても「おしっこ漏れそうなんだな…角のコンビニまでがんばって!」とにっこり道を譲れます。
 腰痛は相変わらずで、腰痛防止にと思って通い始めた水中ウォーキング教室が片足とびで25m往復とかさせるので、かえって悪化しています。
 しかし、ゼロ収入生活なので何かしないといけないのですが、その前に人生の宿題の締め切りがいろいろと過ぎているのでそれを片付けていきたい所存。まあ適当にがんばるよ。
 

*1:ストレスがたまりすぎの人はうつぶせ寝になるって「シマシマ」に書いてあった、が日野原せんせい(100歳近いお医者おじいさん)は健康に良いという…。どっち?

2009年のマンガをふりかえる

モテキ (1) (イブニングKC)

モテキ (1) (イブニングKC)

モテキ 2 (イブニングKC)

モテキ 2 (イブニングKC)

 私的ダントツナンバーワン。2次元のキャラが実在する人かのように良くも悪くもいろんな感情を持っちゃうマンガ。もう話がどう落ちてもOK。ミツロウ先生描き切ってください!
かよちゃんの荷物 2 (バンブー・コミックス)

かよちゃんの荷物 2 (バンブー・コミックス)

 アニメいいよ。アニメ。
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

 「ビームの風呂マンガ」くらいに思ってたら、なんかブレイクしてますね。なんだかしみじみ笑える。
珈琲時間 (アフタヌーンKC)

珈琲時間 (アフタヌーンKC)

 多分何年も読み続けるマンガ。「アンダーカレント」いまだヘビーローテ。
雨無村役場産業課兼観光係 2 (フラワーコミックス)

雨無村役場産業課兼観光係 2 (フラワーコミックス)

 岩本ナオはもう少しゆっくり仕事してほしい。「天狗の子」ももちろんいいですよ。
虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)

虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)

 この才能が世に出ただけでも。正直アフタヌーンで読んでたときは「話の構成どれも一緒?」て思ったが、まとめて読んだら全然そんなことない。この短編集には未掲載だけど今出てるアフタヌーンに載っている短編が白眉。私は市川春子版「ハーモニー」だと思う。

2009年の映画をふりかえる

http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20091217#p1
 こんにちはこんにちは!1年振りです。久しぶりすぎてはてな記法を完全に忘れている。今年は見た映画を手帳へメモるということを覚えたので(高橋洋二のおかげ)、一年振り返るのに便乗してみます。

1・名前(id、もしくはテキトーな名前)/性別
布団です。女です。37歳です。

2・2009年に劇場公開された映画でよかったものを3つ教えてください
母なる証明
「レスラー」
「ザ・バンク」

3・2で選んだ映画のなかで、印象に残っている場面をひとつ教えてください
母なる証明」で、刑務所面会シーンの片目をおさえ上目遣いをするウォンビン。あそこでちょっとほかの映画とはレベル違うぞ、ってのを思い知らされた。

4・今年いちばんよかったなと思う役者さんは誰ですか
ミッキーローク。ていうか、ランディ。映画見ながら「この人どうやったら幸せになれるんだろう」ってずっと思ってた。

5・ひとことコメント
次点では「ダウト」「グラン・トリノ」「精神」「グッド・バッド・ウィアード」

 去年のベストが「ダークナイト」で今年が「母なる証明」って並んで、私はすみずみまでしっかりと作りこまれた映画がホントに大好物だなってのがわかりました。あと「レスラー」は別格。ランディって言うレスラーの一生(の一部)がフィルムに焼き付けられたものとして考えてる。逆に映画として出来がいいのはわかってるんだが、どうしても受け付けなかったのが「空気人形」と「縞模様のパジャマの少年」でした。主人公が無碍に扱われるのが本当にだめみたい(同じフォルダにラース・フォン・トリアー監督が入り、アイツの映画はもう一生見ねえと決めています)。
 今年見た劇場で映画は39本。しかし「愛を読む人」とか「3時10分、決断のとき」とか「レイチェルの結婚」とか見逃してる映画いっぱいあるんだよなあ。あ、あと「破」!あれはもう私の中では映画に入れてないのではずしましたが、今年唯一2回見た映画だな…。客層が若くてさあ…、ロートルヲタで本当にすいませんて思ったよ…。