2012年の映画をふりかえる

あけましておめでとうございます。
今年はぼやぼやしていたら空中キャンプさんの「ふりかえる」に投票できなかったので、普通にベストテンを考えてみました。

1 桐島、部活やめるってよ
 前評判がすごかったので半信半疑で見に行って、屋上のシーンまでは良かったんですよ、「普通に面白いね」位の感想で。その後!最後の浩樹のシークエンスで叩きのめされましたね。面白いところは本当にいっぱいある映画なんですが、私にとっては「浩樹の映画」なんです。

2 007 スカイフォール
 美しい!風景が美しく、衣装が美しく、登場人物も画面設計も美しく、しかも話も美しい!そして深刻にもなりすぎず適当に笑える。ダニエル・クレイグのファニーな笑顔が見れないことだけが欠点の何度でも見たい映画。主題歌もいい。

3 私が、生きる肌
 強烈過ぎた。中盤までで一本映画にできるよなと思ったけど、そこからまた怒涛の展開。お祭りでトラの着ぐるみを着た男性の登場シーンがあまりに面白すぎたんだけど、笑っていいのか何なんだかわからない。でも、すっごい印象に残ってる映画なんだよな。ちょうどスペインに旅行に行ったってのもあるんだけど、スペインは何もかも過剰すぎる。

4 別離
 2012年前半は名演小劇場に通い詰めでした。しかも見る映画ほぼ当たりという素晴らしいアベレージでその中で特に面白かった一本。ただ異国の裁判の文化、宗教的な縛りや考え方についての知識がなかったので、登場人物の性格なのか文化的なバックボーンあっての行動なのかが完全には理解できなかったのが残念でした。いやでも本当に見てよかった。

5 灼熱の魂
 コレも名演。そしてコレも強烈。中盤過ぎから鈍器で頭をフルスイングで殴られるような衝撃が何度も。レディオヘッドがかかるシーンがすごい良かった。

6 アベンジャーズ
 これは何にも考えずに楽しめた。登場人物多いくせに話はわかりやすいし、アクションも見やすかった。あとこの日「桐島」とはしごして両方面白かった!!て言う印象がついてるので、それで評価に下駄履かせてあるのかもしれない。ちなみにエンドロール後のアレは見逃しました。

7 アルゴ
 冒頭の粗い画質のデモシーンで引き込まれあとはグイグイって感じでした。しかし確かに最後の離陸シーンはサービスが過ぎてちょっと笑っちゃった。いやでも、ベン・アフレック素晴らしいわよ。

8 裏切りのサーカス
 これ前半ちょっと寝ちゃったんだよね。だって難しすぎるんだもの!それでもベストテンに入れてしまったのはラストシーンの素晴らしさと色気あふれる男たちのせいですね。

9 SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者
 マイティーー!!入江悠の作風なのかもしれないけど、必ずクライマックスで一転突破する。そこがすごいな。今回のクライマックスはマイティの血みどろの顔が本当にすごかった。そんで映画全般で真正面からマイティの顔を写すショットがほとんどないのがちょっと面白かったな。顔の映らない主人公ていうのが。

10 Documentary of AKB Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る
すでに何度か見ていますが、必ず冒頭の被災地支援の子供の笑顔の映像で泣く…。しかしもうこれはお祭り映画だね。毎年残酷ショーの少女の生贄を肴にして泣いたり熱く語ったりするという。

 
 今年は全部で64本、後半全然見れなかったわー。
 他にも『ホビット 思いがけない冒険』『アウトレイジ ビヨンド』『人生はビギナーズ』『のぼうの城』『ぼくたちのムッシュ・ラザール』『少年は残酷な弓を射る』『ファミリー・ツリー』『少年と自転車』『ドラゴン・タトゥーの女』などが面白かったです。今年はそんなに地雷踏みに行ってないのでワーストはないかな?『ヘルタースケルター』くらいか、でもあれ沢尻は絶対に悪くないと思うんだよ。むしろ被害者。
 fkfkftnさんのKINENOTE
 KINENOTEで感想書いてたんだけど、管理しづらいので2013年からはtwitterに戻そうかな。今年はどれだけ見れるかわかりませんが、とりあえず面白い映画や打ちのめされる映画、見たこともない発見がある映画をいっぱいみたいですね。