5月に見た映画

  • 「プレシャス」は無知や貧困は個人の努力より構造の問題ではあるんだけど、なんというかもう。主役だけでなく脇役一人に至るまでの実存感がすばらしい。特に母親。
  • 「息もできない」を「プレシャス」の次の日に見てさらに打ちのめされた。「プレシャス」より直接的な貧困と暴力。もう現実のつらい話はフィクションにしなくていいよ…。しかし映画としてはすばらしい。韓国映画界、本当にすごい。上映中、一番いいシーンの直前に映写機の不調でフィルムが切れた。画面が暗くなって、音声が遅くなる現象に。そういうの初めてだったのでちょっと面白かった。現役中学教師に貧困映画の話したら、ほぼ似たようなことが普通に日本で起こってる事例(三者面談で親が「高校行かないでバイトしたほうがおいしいものたべれるよ」という等)を話されて、もうなんか。この春見た映画は貧困三部作だったなー「プレシャス」「息もできない」「フローズン・リバー
  • タイタンの戦い」3Dで見てきた。ウルティラというあほみたいにでかいスクリーンで、大きい音が出ると振動が起きるほどだった。さらに別料金で椅子がゆれるらしい。http://www.warnermycal.com/ultira/pc/#01でもアミューズメントパークのライドに2時間乗っていたいか?という問題。椅子動かなくても、音でかすぎて結構くたびれた。
  • 月に囚われた男」見た。SF何もしらんでいいますが、古きよきSFという感じ。ていうか特撮感がある。主演のサム・ロックウェルもよかったが、オペレーターロボのガーディがかわいい。監督がデビット・ボウイの息子!あと、原作小説とかないの?1970年代くらいのお話に思える。いい意味で。