本年度は色々な方が言ってますけど、本当に映画豊作で見れないのも色々ありましたが、見たものほぼ当たりというすごい状況でした。
 自分内洋画ベストはぶっちぎりで「ダークナイト」。劇場で2回見てDVDも買いました。DVDはコメンタリーないのと、特典映像も役者面の映像はほとんど入っていないのが残念ですが、特殊効果のメイキングがすごかった。ほぼ実写で行っているのでバットポットが本当に走っていたり、トレーラーが本当に一回転したりするのでうおうお言いながら見ました。「ダークナイト」でかたるべきは、なんと言ってもジョーカーの存在(というかヒース・レジャー)だと思うのですが、それを差し置いても一番よかったシーンはラストの「犬を放て」と言うセリフからエンドロールに至るまでのゲイリー・オールドマンの語りですね。アレがなければ、あそこまでの満足感はなかった。

ダークナイト 特別版 [DVD]

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 洋画次点では「アメリカン・ギャングスター」「落下の王国」。「アメリカン・ギャングスター」はあんまり話題になってないですが、私の中では「LAコンフィデンシャル」と同じフォルダの映画。「落下の王国世界遺産紀行の映像美もさることながら、ラストのシークエンスで自分内名画にランクイン。DVD買うならブルーレイでホームシアターで見たいですね。
アメリカン・ギャングスター [DVD]

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ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]

ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]

 邦画では今年の映画ではないのですが「童貞をプロデュース。」を初めて見まして、すごい感銘を受けました。ぜったいDVDにならない映画だとは思うので、お近くで上映会あればぜひ見て欲しい。青春って!若さって!ていうのがものすごく詰まった映画だと思う。ちょうど上映のときに松江監督のトークショーがあったのもさらによかったと思います。
童貞。をプロファイル

童貞。をプロファイル

 次点で「ぐるりのこと」。夫婦のケンカに号泣。映画館で嗚咽をもらしたのは「ビック・フィッシュ」以来でした。ただ一番印象に残ったのが主人公の兄嫁の安藤玉恵。私も誰かをああいう風に傷つけてるかもしれない、と強く思った。